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学習手順とその効果
『多聴リスニング特効薬』のレッスン実施に当たって、具体的な方法とその効果について、詳しくご説明します。

まず、テキストには、次の12段階の【学習手順】と「Words&Phrases」が順番に記述されています。

また、音声は、【学習手順】の始めから終わりまでを、通して録音された約30分の「Full-length音声」と、テキストの各ステップ毎に対応した「Partial音声」の両方が準備されています。

標準的な学習方法としては、「Full-length音声」の流れに従って、12段階ドリルの始めから終わりまで一気に、「通しレッスン」をしていただきます。

時間の許すときは、この「通しレッスン」を繰り返すか、或いは、ステップ別に集中したレッスンを行ってください。

ただし、レベルが高すぎる、または、低すぎると感じる人は、それぞれに合ったレッスンの組み合わせにアレンジして実施してください。
学習手順
        
<ステップ>
< 内 容 >
★<1> 「リスニング」  (オリジナルバージョン100%)
★<2> 「SIM日本語訳の確認」 (スロー・スキップバージョン80%)
★<3> 「SIMリスニング音読」 (スローバージョン80%)
★<4> 「シャドーイング」 (スローバージョン80%)
★<5> 「意味の確認」 (オリジナル・スキップバージョン100%)
★<6> 「SIMリスニング音読」 (オリジナルバージョン100%)
★<7> 「シャドーイング」 (オリジナルバージョン100%)
★<8> 「ハイパーリスニング」 (ハイパー・スキップバージョン150%)
★<9> 「ハイパーリスニング」 (ハイパーバージョン150%)
★<10> 「ハイパーリスニング」 (ハイパーバージョン180%)
★<11> 「ハイパーリスニング」 (ハイパーバージョン200%)
★<12> 「リスニング」 (オリジナルバージョン100%)
***これ以降は【学習手順】と別項目***
★<13> 「Words&Phrases」 (語句の解説)
 
学習手順の詳細


★<1> 「リスニング」 (オリジナルバージョン100%)
先ず、放送そのままのナチュラルスピードで英語を一通りリスニングして、トピックの内容を自分なりに掴みましょう。ここでの理解度が低くても、気にすることはありません。
★<2> 「SIM日本語訳の確認」(スロー・スキップバージョン80%)
80%のスローバージョンを、さらにスキップ編集した音声を「リスニング」しながら、「SIM訳付きテキスト」の『日本語訳』を目で読んで、トピックの内容を確認していきます。

ただし、この『日本語訳』は暗記するのではありません。このステップの目的は、日本語の力を借りてトピックの内容をしっかり把握することです。「多聴レッスン」で重要なことは、BGMのようにただ聞き流すのではなく、ストーリーや内容がよくわかっている英語を、何回も聴き込むことです。

試しに、英語と日本語の順序を逆にして、先に日本語訳を読み、次いで英語を聴くようにしてみてください。また異なった新鮮な感覚で、英語の意味をしっかり取ることができます。
また、ここでは、英語の語順に慣れるため、日本語の語順との違いを意識しながら意味の確認を行ってください。「SIM訳付きテキスト」のように、センスグループ毎に、英語の語順で、文頭から順番に意味をとっていく感覚を掴みましょう。
★<3> 「SIMリスニング音読」(スローバージョン80%)
  ここでは「音読用テキスト」の英語スクリプトを、声に出して「SIMリスニング音読」(英語の音声を聞きながら音読をする)をします。
正確に音やリズム、イントネーションを真似ることが大切ですが、意味や内容もイメージとしてとっていくようにしましょう。

もし、まだ内容の理解が不十分だと思われる方は、<2>と同じ「SIM訳付きテキスト」を使ってください。英文の直下に日本語訳がありますので、必要な時には、瞬時に意味を確かめながら「リスニング音読」が出来ます。
★<4> 「シャドーイング」(スローバージョン80%)
テキストの英文を見ないで、スローバージョンをシャドーイングします。聴き取れないところや、間違ったところに拘っていると、音声について行けません。

つまずいたところもやり直すのではなく、いさぎよく飛ばして、音声にピッタリ付いて、シャドーイングしていくよう心懸けましょう。
★<5> 「意味の確認」(オリジナル・スキップバージョン100%)
オリジナルのスピードでスキップ編集した音声を聴きながら(テキストは見ない)、スキップの各インターバルで、そのセンスグループの意味をイメージしていきます。ここで注意することは、SIM日本語訳をそのまま思い出すのではないということです。

内容のニュアンスを一瞬で感じ取り、その意味がイメージ出来ればそれでいいのです。そのために、スキップ編集のインターバルを短くしてあります。

こうした訓練をしばらく続けていきますと、英語の語順のまま、瞬間に意味をとっていく「英語の思考法」が身に付いてくるのです。
さらに、出来る人は、英語音声の部分を、「SIMリスニング音読」や「シャドーイング」してみましょう。インターバルがあることによって確実性が増し、これらの練習には打って付けのバージョンとなります。
★<6> 「SIMリスニング音読」(オリジナルバージョン100%)
オリジナルバージョンの音声を聴きながら、「オリジナルスクリプト」の英文を音読します。聞こえてくる音声の通り、ナチュラル英語の発音・リズム・イントネーション・スピードなどをそのまま真似て、声に出して英文を音読します。英語の語順で意味を理解していくことにも慣れましょう。
★<7> 「シャドーイング」(オリジナルバージョン100%)
ナチュラルスピードでのシャドーイングは、英語の音声に耳が慣れ、口や舌の動きも滑らかになっていないと、なかなか上手くできないものです。

また、英語の音声の意味を理解していない場合にも、大変難しくなります。英語の音声をただの「音」としてではなく、「意味」として聴き取り、そのイメージを脳にインプットしておきましょう。
つまり、「シャドーイング」は、音のつながりと意味のつながりの両方で、音声を追いかけなければ上手くいかないのです。
★<8> 「ハイパーリスニング」(ハイパー・スキップバージョン150%)
このステップから、ハイスピードによるリスニング訓練になりますが、先ず、150%のスキップバージョンで聴いてみましょう。
スピードは1.5倍になっていますが、スキップ編集してありますので、ほとんど抵抗なく、ハイパーリスニングに入っていくことができます。
★<9> 「ハイパーリスニング」(ハイパーバージョン150%)
より速い英語に慣れて、ナチュラルスピードの英語を"速い"と感じさせない耳をつくりましょう。ここでは、オリジナルバージョンの、1.5倍のスピードでリスニングします。音に対する集中力が増し、内容の要点の掴み方が会得できるようになります。
★<10> 「ハイパーリスニング」(ハイパーバージョン180%)
スピードを上げ1.8倍の音声をリスニングしますが、意識を「スピードに遅れないこと」に集中して聴いてください。聴覚が刺激されることによって、一層、脳が研ぎ澄まされ、「動体聴力」がだんだんと備ってきます。
★<11> 「ハイパーリスニング」(ハイパーバージョン200%)
徐々に高速の英語に耳が慣れ、集中力も増してきましたが、リスニング学習では、このスピードでほぼ限界に達した状態となります。ここでは、細部の音や意味が上手く取れなくても、気にすることはありません。

聴き取りが不可能だと思われていた超高速の英語も、必要不可欠な情報を持つキーワードだけが、耳に飛び込んでくるようになり、不思議と全体の意味もわかるようになってきます。
★<12> 「リスニング」(オリジナルバージョン100%)
ハイスピードリスニングの後で聴くナチュラルスピードは、スローモーションのように遅く感じられ、発音もクリアになり、細部までハッキリと聴き取れます。備わった「動体聴力」を体感する瞬間です。

この効果を確認するために、ここで「シャドーイング」をしてみてください。前回より遙かにうまく出来ることに驚かれるでしょう。
この学習手順は、上級標準レベルの学習者を想定したもので、約30分のセットにしてありますが、学習者それぞれのレベルや習熟度に合わせて、時間やセット組をアレンジし直してください。
( 例 )
レベルを下げる場合: 「SIM日本語訳付きテキスト」や「スキップ・バージョン」「スロー・バージョン」を多用する。
レベルを上げる場合: 「シャドーイング」や「ハイパー・バージョン」を多用する。
***【学習手順】とは別に、次の学習項目も用意してありますので、活用してください。
★<13> 「Words&Phrases」
「多聴レッスン」中に、中断して辞書などで調べる必要がないように、重要な「Words&Phrases」を抜粋して、解説を付けてあります。

「SIM日本語訳」の活用法

ステップ<2>の「SIM日本語訳の確認」では、『日本語訳』を活用してニュース内容を理解していきますが、この『日本語訳』は暗記するものではありません。このステップの目的は、日本語の力を借りてトピックの内容をしっかり把握することですから、自分の英語力に応じて『日本語訳』の活用度合いを加減してください。つまり、英語力が低ければ多めに、高ければ少なめに『日本語訳』の助けを借りるということです。

「多聴学習」で重要なことは、ストーリーや内容をよく理解している英語を、大量に聴き込むことです。訳の解らない英語を、BGMのように、ただ聞き流すのでは効果はありません。
また、辞書を引いたり調べものをするために、学習を中断するのもよくありません。
多聴学習のコツは、トピック全体を、スピーディにリズムよく、一気に修了することです。
ちょっとしたことから、脱線してしまい、結果的に、英語学習にならなかった経験をお持ちの方も多いと思います。

『日本語訳』を見るのがいけないということではありません。日本語訳は丸暗記するのではなく、それをヒントとして、英語のニュアンスを掴むのです。英語の持つイメージを感じ取ればいいのです。「SIM訳付きテキスト」は、英語の直下に『日本語訳』があり、瞬時に意味が解るようになっていますので、レベルに応じて『日本語訳』を有効に活用してください。

「SIM訳付きテキスト」は、センスグループ毎に、英語の語順で日本語訳を付けてありますから、自然に英語の語順で理解する「英語の思考法」に慣れて、内容を把握するスピードが格段にアップします。
『SIMリスニング音読』とは

「SIMリスニング音読」とは、聞こえてくる英語をリスニングしながら、「SIM音読用テキスト」の英文を音読していくものです。言い換えれば、テキストの英文を目で確認しながらシャドーイングをすることとも言えます。

音声を聴くだけで行う「シャドーイング」が難しいという場合でも、目で英文を確認しながら行う「SIMリスニング音読」であれば、難なく出来るものです。

「SIMリスニング音読」学習は、「音読の効果」と「シャドーイングの効果」が合わさって現れる、効率のよい学習方法です。つまり、「耳」と「目」と「口」を使って、リスニング・リーディング・スピーキングを、同時に訓練することができるということです。さらに、三つの感覚器官から、同時に脳に働きかけますので、集中力と記憶力を高め、英語学習者にとっては、この上ない有効な学習方法といえます。

「SIMリスニング音読」という学習訓練法は、その成果が予想以上に早く出て、急速に発音やリズム感が良くなります。目に見えて上がってくる成果を、確認しながら行うことができる「SIMリスニング音読」は、学習そのものが快感であり、止められなくなるほど楽しいレッスンとなります。
『シャドーイング』とは

「シャドーイング」とは、テキストを見ないで、聞こえてくる英語の音声をそのまま真似て、少し遅れで影のように付いて、復唱していく学習訓練法です。

しかし、「シャドーイング」は、機械的に音声をオウム返しするだけの作業ではありません。「シャドーイング」は、自分の持っているあらゆる言語知識(語彙・文法・発音など)をフルに動員して行う、最高レベルの知的作業です。当然、それだけ効果も大きいといえます。

このことは、どんなに耳のよい人でも、意味も解らない馴染みのない言語については、シャドーイングすることは不可能であることからも証明できます。

反面、音声とともに内容や意味をよく理解してくると、面白いほど上手くなってくるのが「シャドーイング」でもあり、楽しくて病み付きになります。
『SIMリスニング音読』と『シャドーイング』学習の効果

★<1>リスニング能力が向上する
★<2>スピーキング能力が向上する
★<3>リーディング能力が向上する
★<4>意味が正確に理解できる
★<5>頭から、英語の語順で意味が解る
★<6>日本語を介さず、英語のまま理解できる
★<7>記憶力が高まる
★<8>集中力がつく
★<9>学習時間効率がよい
★<10>学習意欲を増す

★<1>リスニング能力が向上する
「SIMリスニング音読」や「シャドーイング」は、ネイティブの英語を聴くと同時に、復唱していきますから、英語独特の音やその変化、またリズム・イントネーションなどを、容易に習得することができます。こうして語感が養われ、ナチュラル英語の音を掴むのが上手くなり、また、頭の中に英音のデータベースが構築されていきますので、リスニング力が大幅にアップします。

「シャドーイング」は、正確に聴き取れていないところは、復唱出来ません。このため、リスニングの欠陥部分が直ぐにわかり、具体的なリカバリーが出来ますので、短時間で効率よくリスニング力を伸ばします。
★<2>スピーキング能力が向上する:
「SIMリスニング音読」や「シャドーイング」によって、調音機能(咽頭、舌、唇などをうまく動かして調音する機能)が発達し、肩の力が抜け、口や舌の動きが滑らかになり、流暢でスピードのある話し方が身に付きます。
頭にこびり付いている「カタカナ英語」を洗い流して、自分の発音がだんだんとネイティブに近づいていく過程が、たまらなく快感です。
★<3>リーディング能力が向上する:
「SIMリスニング音読」においては、ネイティブ英語を聞きながら音読をするのですから、リーディング力を強化するには、これに勝るレッスンはありません。発音やリズムなどが正され、語彙力は増し、読書スピードも上がり短期間で確実な成果が得られます。
★<4>意味が正確に理解できるようになる:
音声が正確に認識できなければ、意味も正確に理解できません。つまり、「SIMリスニング音読」や「シャドーイング」によって正確に音声を認識できるようになれば、当然、意味の理解も正確に出来るようになります。
★<5>頭から、英語の語順で意味が解る:
「SIMリスニング音読」も「シャドーイング」も、教材の音声に合わせて進行しますので、「返り読み」の悪い癖も入り込む余地がなく、自然と、頭から英語の語順の通りに、意味をとっていくことが出来るようになります。
★<6>日本語を介さず、英語のまま理解できる:
「SIMリスニング音読」でも「シャドーイング」でも、英語を声に出して復唱している間は、日本語の介入する余地はありませんので、英語を英語のままで、イメージ理解ができるようになります。
★<7>記憶力が高まる:
私たちは、言葉や数字などを覚えようとするとき、心の中で繰り返して記憶しようとします。同じように、「SIMリスニング音読」では、目と耳と口で、また、「シャドーイング」では耳と口で、英文を繰り返しますので、英語が頭によく残るのです。

TOEICテストでは、せっかく聴き取れても、その内容をすぐに忘れてしまうという人が多いようですが、「シャドーイング」の練習によって、試験の時も、問題を確実に記憶に止めることが出来るようになります。
★<8>集中力がつく:
「SIMリスニング音読」では、耳が追っている英語と、目が追っている英語、更に口がしゃべっている英語のタイミングに、多少のズレがあります。また「シャドーイング」では、耳が追いかけている英語と、発声している英語にズレがあります。こうしたズレを調整しながら行わなければいけませんので、レベルの高い集中力が鍛えられます。つまり、「リスニング特効薬」の学習そのものが、集中力養成の訓練となり、途中で意識が散漫になったり、中断したりすることなく、学習に没頭できるのです。
TOEICなど"集中力の持続"が要求されるテストには、大きな効果が期待できます。
★<9>学習時間効率が良い:
「SIMリスニング音読」は、リスニングとリーディングとスピーキングを同時に練習でき、また「シャドーイング」では、リスニングとスピーキングが同時にできるので、英語学習のための時間効率は非常に良いといえます。
★<10>学習意欲を増す:
この学習方法は、比較的短時間で結果が出て、上達していく実感が、手に取るようにわかります。
このように、ワンレッスン毎に達成感を感じていくと、「SIMリスニング音読」や「シャドーイング」をすることそのものが快感となり、楽しくなって、どんどん学習意欲を駆り立てられます。
『ハイパーバージョン』の効果

★<1>英語の音声が鮮明に聴き取れるようになる
人間は、Hi-Speedの音声を聞くことにより、聴覚が刺激され、大脳全体が活性化することがわかっています。特に、ことばに関係する音声知覚が鍛錬され、動体聴力を強化させる効果があります。

つまり、Hi-Speedの英語を段階的に聞いていくと集中力が増し、今まで速いと感じていた英語もそれほどではなく、聴き取りにくかった発音も、クリアになるということです。

こうした原理を応用して、つくられたのが「ハイパーバージョン」です。
「ハイパーバージョン」は4段階でスピードを上げていく構成になっています。スピードが上がるに従って、音に対する集中力が増し、頭が研ぎ澄まされていくのがわかります。

そして、この後で、再度Normal-Speedの英語を聴きますと、最初は速いと感じていたNormal-Speedの英語が、不思議とスローモションのように聞こえます。こうして、ネイティブの英語が決して速過ぎるということはなく、自分のコントロール下に置けるのだという自信がついてきます。
★<2>文脈の中で大意を掴む要領が身に付く
英語のリスニング力を養成するためには、要点をかい摘んで意味をとっていく訓練が必要です。聞き取り難い細部にこだわることなく、文脈の中で大意をつかむようにしなければなりません。

一方、英語には英語がもっている独特のリズムがあり、ハイスピードになるほど、それが際立ってくるという特性があります。つまり、弱い部分は益々弱くなり、強くハッキリと発音されている部分のみが、耳に入るようになります。

こうした特性を生かしてつくられた「ハイパーバージョン」は、沢山のことばの中から、必要不可欠な情報を持つキーワードだけを確実に捕らえ、リスニングの流れの中で大意をつかむ訓練ができるのです。
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